「内言語」という語は何を指しているのか
「内言語」は頭の中の何を指しているのか。単一の能力なのか、それとも別々に壊れうる複数の働きの束なのか。
2026年07月10日
「内言語」は頭の中の何を指しているのか。単一の能力なのか、それとも別々に壊れうる複数の働きの束なのか。
パーキンソン病や小脳疾患で、患者の主観的な時間の進み方は健常者より速くなるのか、遅くなるのか。
英語圏の研究で _inner speech_ と呼ばれているものは、日本語の「内言語」と同じものを指しているのか。
失語症者の頭の中で言語がどう動いているかを、臨床家個人の勘に頼らずに構造化して評価する方法はあるか。
言語は思考の道具なのか、それともコミュニケーションの道具にすぎないのか。
ある能力の欠落が「症状」として立ち上がるのは、その能力を要求する社会があるからではないか。だとすれば高次脳機能障害の症状学は、どこまでが神経学的な事実で、どこからが社会的な規定なのか。
「速いものが速く見える」ことと「時間の長さが分かる」ことは、同じ一つの能力なのか、別々の能力なのか。
失語の患者で、できなくなる行動とできるまま残る行動があるとして、その境目は何によって引かれているのか。
失語の患者が自分の言語障害に気づかないとき、それは言語理解が壊れているからなのか、それとも頭の中で言葉を使って考える働きそのものが失われた結果なのか。
主観的な時間の進み方は、一日のうちの時刻や、そのときの覚醒度によって変わるのか。